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2006/09/27

学校説明会シーズン到来 【ena-PT presents】

ena-PT 受験情報コラム 

学校説明会シーズン到来

夏休みが終わり、いよいよ各校の学校説明会のシーズンとなりました。そこで、説明会で各学校を回る際の注意点をご紹介します。

いつごろから? どの学校へ行く?

・学校説明会の目的

 結論から申し上げれば、学校説明会に参加する目的は、「理想の学校像を固めること」にあります。

 名前の通った学校はいくつもあり、一般的には入試の偏差値や東大合格者数などの客観視しやすい数値でランク付けされています。しかしそういったランキングで同じような位置を占める学校でも、校風や教育方針が学校ごとにまちまちであるのが実情です。

 たとえば麻布中学と開成中学は、「毎年多くの東大合格者を出す東京の男子校」という共通点があるものの、立地条件や校風、教育方針などは大きく異なっています。

 複数ある第一志望候補の中で、どの学校がお子さまに合う学校なのかを判断するには、実際に両校へ足を運ぶのが一番です。もちろんこれは併願校候補の学校についても同じことがいえます。

 そして多くの学校を回るうちに、「A校のこの部分はいいけど、B校のあの要素も捨てがたい。C校のこの部分はA校に通ずるところがあるけど、ああいう点はうちには合わないな」といった具合に、学校を選ぶ基準が明確になってきます。

 つまり、多くの学校を見れば見るほど、ご家庭がお子さまの通う学校に求める要素(すなわち理想の学校像)がはっきりしてくるのです。
お子さまが3年生のうちから学校説明会に足を運ばれ、なるべく多くの学校を見学していただくことをお勧めいたします。3・4・5年生の3年間で最低でも10校、できれば20校以上の学校を巡りたいところです。

・3・4・5年生の保護者様の心構え

 この段階での目的は、理想の学校像を固めるための材料探しです。時間の許す限り、なるべく多くの学校を訪問してください。訪問する学校を決める際に、お子さまの現在の成績やご自宅からの通学時間を考慮に入れる必要はありません。

 極論をすれば、男の子の保護者様が女子校の学校説明会に行くことも有益といえます。「ある女子校の校風がとても気に入った」という点から学校選びをスタートさせ、近い校風の男子校や共学校を巡って受験校を定め、今は満足のいく学校生活を楽しんでいる、というご家庭もあります。

 また、意中でない学校にも積極的に足を運ぶべきです。今まで志望校の候補でなかった学校にもキラリと光る特徴があることがわかるケースは少なくありません。もちろん失望に終わることもあるでしょうが、心を惹かれる学校とそうでない学校の両方を体験することで、志望校の魅力をよりはっきりと実感できるようになります。

・6年生の保護者さまの心構え

 3・4・5年生と違い、6年生は受験学年。となれば、お子さまの成績や通学時間といった現実的な側面も考慮に入れなければならなくなってきます。進学後の生活を考えながら、受験する学校を絞り込んでいきましょう。

 多くの学校では、説明会の内容は例年同じです。これから説明会に参加される6年生の保護者様も、おそらく昨年以前にも足を運んだ学校に行かれることと思います。今年は昨年と比べて校長が変わってないか、入試要項や日程に変更がないか等の点をチェックしてください。

 また、試験が近い時期に開催される学校説明会では、入試問題に関する具体的なヒントが提示されるケースがあります。お子さまの試験スケジュールが確定したら、受けるつもりでいる学校の説明会には何度でも足を運ぶべきでしょう。

・それでも第一志望はあきらめない

 2学期に入り、いよいよ受験まで半年を切りました。模試の成績や塾の先生との面談で、「志望校のランクを下げなければいけない」とお考えの方もいらっしゃると思います。ですが第一志望校を変更する前に、お子さまのポテンシャルをきっちりと引き出せているか、もう一度ご確認ください。

 ・志望校の合格に直結する勉強ができているか
 ・勉強のスケジュールをきちんと立てて、それをこなせているか。
 ・勉強への集中にムラはないか
 ・中学受験を自分自身の問題としてとらえ、真摯な態度で勉強に取り組んでいるか

 上記の項目で疑問符がつくものが多ければ多いほど、お子さまに残されている伸び代は大きいといえます。事実、我々がお預かりしたお子さまの中に、半年足らずで偏差値を20以上伸ばした例もございます。

 志望校への合否を分けるのは試験当日の学力であって、現在の学力ではありません。泣いても笑っても、中学受験は1度きり。どのような形であれ、親子とも悔いの残らないよう出来る限りのことをしたいものです。

○ 参加するうえでの注意点

・綿密なスケジュールを作ろう

 各校とも説明会を複数回開催しますが、やはり土・日に開催されることが多いため、見学したい学校の説明会の日程が重なってしまうケースも往々にしてあります。

Ex)2006年の学校説明会開催状況

開成中:第1回  10月13日(金)  14:00~16:00
     第2回  10月14日(土)   9:30~11:30
     第3回  10月14日(土)  12:30~14:30
     第4回  10月14日(土)  15:00~17:00
     第5回  10月15日(日)  10:00~12:00

麻布中:第1回  10月14日(土)  14:00~
     第2回  10月15日(日)  14:00~
     第3回  10月21日(土)  14:00~

栄光中:第1回  10月13日(金)  10:30~12:00
     第2回  10月14日(土)  10:30~12:00

早実中:第1回  10月14日(土)   9:30~
     第2回  10月15日(日)   9:30~

 このように、10月14日(土)と15日(日)は説明会が集中しています。この4校を回る場合は「14日の午前は栄光、午後は開成。15日の午前は早実、午後は麻布」といった具合にスケジュールを組んでいきます。

 行きたい学校の説明会日程をリストアップし、スケジュールを組んだあとは移動手段も確認しておきましょう。電車の乗り継ぎミスのために、説明会に遅刻してしまっては目も当てられません。学校説明会は志望校の先生のお話をうかがえる貴重なチャンス。ぜひとも細心の注意を払って臨みたいものです。

・公式ページ等で事前にチェック

 お子さまがお通いの塾から、各校の説明会の日程一覧を入手している方も多いと思います。しかしそういったデータは4月や5月に集約している場合がほとんどです。念のため学校の公式ホームページを見ておき、最新の情報を把握しておきましょう。

 学校によって予約が必要だったり、上履きを持参しなければならなかったりするケースもありますので、そういった点も確認しなければなりません。

・文化祭・体育祭も覗きたいところ

 なお、9月23日や10月10日(及びその周辺日)は、多くの学校で文化祭や体育祭が開かれます。文化祭や体育祭に行く一番のメリットは、お祭りごとでやや浮かれ気味とはいえ、志望校に通う生徒さんの様子を直に見られることです。生き生きとした学生生活を送る先輩たちの姿を見ることで、お子さまの志望動機を、ひいては勉強への意欲を大きく高めることができます。

 学校の公式ページを閲覧する際、文化祭・体育祭についてもあわせてチェックし、できるかぎり親子一緒に志望校の雰囲気を肌で感じましょう。

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