今春の首都圏における中学受験の結果を見ると、受験者総数40,400名(昨年比4.9%増加)、中学受験率14%(昨年比0.7%増加)、併願校数5.62校(昨年比0.3校増加)、と12歳人口自体は減少しているにもかかわらず、あらゆる面で前年を上回る受験状況であったことが伺えます(四谷大塚調べ)。もともと受験を考えていた層に加え、より良い教育環境を求めて受験を決意した層が新たに参入したと見られています。
このことは、公立校における新学習指導要領に対する懸念が大きく作用したことは言うまでもありません。しかし、受験生の志望校選定に当たって着目された「より良い教育環境」とは必ずしも知育と呼ばれる部分だけに限定されないこともわかっています。たとえば学校選びにさいして重視する点は、という受験生に対する問いに、進学実績や通学時間より「校風」をあげる例が上回ったことにも表われているでしょう。
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