前回綴ったように、私は一学年サバをよんで入塾しました。多分、珍しい体験だと思います。私も自分以外でこういう経験をした、という話は聞いたことがありません。
では、なぜそういう手段を選択したのか。もちろん、私が決めたことではありません。親、というか母親の選択でした。今まで母親に「なぜ?」と尋ねたことはありませんし、また、これからもないでしょう。答えは分かっているからです。どうしても合格させたかったから。多分、これが正解だと思います。
今思えば、私の母親は「過保護」もしくは「過干渉」だったのでしょう。別にそれが一概に悪いとは思っていません。実際に、そんな母親だったからこそ、受験開始時期はかなり早く自分の生活を「受験用」に改善できました。
ただ、問題は小五の夏前くらいに少しずつ表面化してきました。
①母親の言動/干渉がうっとうしい ②母親の頑張りだけでペースを作ってしまったので、志望校に対する執着心がなかなか持てない
大まかに言えば、この二点が大きな壁でした。加えるならば、私は一年上のクラスだったので、本番への距離感が違うという状況もありましたが、その点は無視しても差し支えないでしょう。
今まで生徒さんを指導させて頂いてきた中で、上記の①と②はかなりよく見かけるパターンです。
特に今の実力よりも上の学校を目指すのであれば、早いうちに解消しておかないと結構厄介なことになる危険性は高いでしょう。
では、もしそんな症例が見受けられるのであれば、どう対応していけばいいのか。
それを次回から考えていきたいと思います。